イチロー、長嶋茂雄の五感による入力と出力としての身体動作 脳が反応を司る
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イチロー、長嶋茂雄の五感による入力と出力としての身体動作 脳が反応を司る
イチロー、長嶋茂雄の五感による入力と出力としての身体動作 脳が反応を司る
写真はヒメジオン。ヒメジオンは北アメリカ原産で、ヨーロッパ、アジア(日本を含む)に移入分布する。
ヒメジオン ついでにハルジオンとの区別について
春に道端や田の畔(あぜ)で見られる花がヒメジオンとハルジオン。ともに小さな花で野菊ともいう。北アメリカから渡来した外来種であるが日本に土着している。小さな花だからモヤモヤとした白い花に過ぎないためのかえりみられない、近づいてみれば立派な菊模様の花である。
違いはヒメジオンの花は太目で先端が丸いこと。小さな花だから細いと表現されるハルジオンと直ぐに区別できる人は見慣れた人。茎に空洞があるのがハルジオンで、ヒメジオンでには空洞がなく中心部は白い綿状になっている。これが一番簡単な識別方法。
このほかの違いは次のとおり。ハルジオンは葉が茎を抱くように付き根元部分が丸みを帯びている。ヒメジョオンは葉が茎に沿ってまっすぐに生えており根元部分が丸みを帯びない。つぼみはハルジオンはうつむいており花が咲くときに上を向くのに対して、ヒメジョオンはつぼみも上を向いている。
[ヒメジオンとハルジオン]
ヒメジオンは北アメリカ原産で、ヨーロッパ、アジア(日本を含む)に移入分布する。日本においては、北アメリカから渡来した帰化植物で、北海道、本州、四国、九州の市街地から農地などに分布する。ハルジオン(春紫菀、学名: Erigeron philadelphicus)は、キク科ムカシヨモギ属に分類される多年草の1種。北アメリカ原産で、日本では帰化植物となっている。ヒメジョオンと共に、道端や空地でよく見かける雑草である。一部の地域では「貧乏草」と呼ばれ、「折ったり、摘んだりすると貧乏になってしまう」と言い伝えている。若苗、やわらかい茎葉、蕾、花などは食用に利用できる。別名、ハルジョオン、ビンボウグサともよばれる。
ヒメジョオンとハルジオンは、どちらもキク科の多年草で姿が似ているが、いくつかの違いがあり、主な違いは以下の通り。
1、茎:ハルジオンは茎が空洞で中がストローのように空いているのが特徴。一方ヒメジョオンは茎の中が詰まっている。
2、葉:ハルジオンは葉が茎を抱くように付き根元部分が丸みを帯びている。ヒメジョオンは葉が茎に沿ってまっすぐに生えており根元部分が丸みを帯びていない。
3、つぼみ:ハルジオンはつぼみがうつむいており花が咲くときに上を向く。ヒメジョオンはつぼみも上を向いている。
4、葉の形状:ハルジオンは根生葉がへら状楕円形、ヒメジョオンは卵形。
5、生育:ハルジオンは多年草でヒメジョオンは一年草。ヒメジョオンは種子を残して繁殖するが、ハルジオンは冬になると地上の茎や葉が枯れても地面茎が残り翌年も同じ場所で咲く。
その他:ヒメジョオンの花びらはハルジオンよりも太く数は少ないめ。
[ハルジオン]
ハルジオンはキク科ムカシヨモギ属の多年草で北アメリカ原産の外来種。春から夏にかけて白い花を咲かせ道端や空地でよく見られる。繁殖力が高く在来種との競合や花粉症の原因になるなどの影響が懸念されている。
ハルジオンの主な特徴:
別名:春紫苑、ハルシオン。
学名:Erigeron philadelphicus。
分布:日本全国に分布し特に関東地方で多い。
花:白または淡紅色の花が咲き中心部分は黄色い。
葉:茎の基部に無柄で抱くように付く。
茎:ほぼ直立し淡緑色で毛が生えている。
生育環境:湿った場所や栄養豊富な場所を好む。
生態系への影響:在来種との競争、花粉症の原因など。
防除:抜き取り、刈り取り、除草剤散布などが考えられるが、注意が必要。
ハルジオンの生態系への影響:
競争:在来種と競合し生育を阻害する可能性がある。
アレロパシー:化学物質を放出することで他の植物の生育を抑制する可能性がある。
花粉症:花粉症の原因となる可能性があると誤解されている。
外来生物法:要注意外来生物に指定されており、繁殖力が強く、防除が難しい外来種であると認識されている。
ハルジオンの利用:
食用:芽出しの若い葉は食用にできる。
観賞:花は観賞用にも利用されます。
園芸:庭に植えることもあります。
注意点:
防除:ハルジオンは繁殖力が高く、一度定着すると駆除が難しい。
ヒメジョオンとの区別:ハルジオンとよく似たヒメジョオンは葉や茎の形状、花の開花時期などで区別できる。
その他:ハルジオンは昔は観賞用として導入されたとされているが現在は雑草として扱われる。
ハルジオンの花言葉は「追想の愛」。
(タイトル)
イチロー、長嶋茂雄の五感による入力と出力としての身体動作 脳が反応を司る
(本文)
イチローに用意された花道は日本での開幕試合であった。二試合あった打席でイチローは安打を放つことができなかった。イチローの投球を捉えるための反応力が衰えていた。投手が投げる、球がくる、それにバットを当て、安打ゾーンに持っていく。イチローはこの動作がずば抜けていた。動体視力の衰えによるのか、身体の筋力の反応の衰えなのか、往年の打撃ができないイチローの姿が最終試合にはあった。
読売巨人軍入団初年の長嶋茂雄はゴム毬のように弾んで球場を駆けた。喜々として本塁に飛び込んでくるその姿を超える者はいまなおいない。入団当時の長嶋茂雄は投球に対して身体が瞬時に自在に対応した。数年を経過するとその反応が鈍った。悪球を本塁打し、勝負どころでは決勝打にする並外れた神経と身体能力、つまり反射神経は長嶋茂雄そのものであった。王貞治は打撃の型をつくり、型によって高率で本塁打した。長嶋茂雄の晩年は打率二割八分、28本本塁打という並みの選手の成績であった。
長嶋茂雄は1936年(昭和11年)2月20日生れ。長嶋茂雄の9カ月後に生れた養老孟司は長嶋茂雄をずっと意識していた。昆虫網を振るう養老孟司は不器用であり、仲間の別の大学教授に養老さんは蝶を捕獲できないと冷やかされた。片方の目が良く効かないことを養老孟司がそっと打ち明けるのを聞いた。老齢になって片方の目の視力が落ちてからは物をつかむのに距離感が狂ってしまう人は多い。打者として好成績を挙げていた長嶋茂雄の好調期は長くはなかった。無茶な打撃は神経反応と体力の劣化とともに成績を下げる結果となった。
養老孟司は長嶋茂雄の天才ぶりを次のように理論づける。脳の働きは基本的に入力-計算-出力という働きで成り立っている。 人間の脳においては、入力は、見る、聞くといった感覚(五感)、出力は体が動くこと、つまり運動にあたる。野球という競技において長嶋茂雄が勝れていたのは入力と出力、そのあいだで働く計算という一連の動作が勝れていたからだと述べる。イチローが花道の試合で何度打席に立っても安打できなかったことをこの理屈で語ることができる。長嶋茂雄を意識し観察していたのだ。
身体行動は脳の働きを筋骨で表現したもの。脳が働きを停止すると筋骨は動作しない。身体は脳の指令で動く。解剖学者の養老猛司は文武両道をこのように解する。大工はカンナかけ、鋸ひきを身体で体現する。13歳で修行を始めて3年か5年して身体がそれを覚えない者には引導が渡された。入力と出力との関係であり、脳と身体の働きである。
大学進学で好成績を挙げている高等学校の多くは「文武両道」を校是に掲げる。勉学が良くでき運動競技にも秀でるということを指してのこと。東京大学や京都大学などに多くの卒業生を送り出している高等学校の運動競技の成績は大したことはない。東京大学のそれもまた同じである。勉学だけではなく身体を動かす運動にも精出せという意味での文武両道。長嶋茂雄が生まれて89年、この間に年間3,000人が入学する東大生は総計267,000人。東大生には長嶋茂雄の脳指令に優る運動能力を持つ者は現れなかった。
13歳にして大工修行に入る昔の少年と計測技術者を重ねる。計測技術者になるまえには職人であった。職人は工場では職工と呼ばれた。旋盤、板金、組み立てほかの現場仕事をして、検査員に格上げされる。検査員は計測技術者のはしくれであり、精密さと機能のことを考えるようになる。検査員は学習を積む過程で夜間の専門学校や大学で学ぼこともある。学んだのち能力が確かめられれば設計者に格上げになる。そうした者のなかに計測屋として自負し、そのことが認められることになるかもしれない。
現場の手作業を知り、精密さの度合いを身体で覚え、計測の在り方を定めて、モノに移し込んでいく。製造現場にあるモノが求めてくる入力を感じ取って、それに応答していく改良と改善など、あるいは設計としての出力がある。計測技術と深くかかわっている計測学と現場感覚の総合が計測管理あるいは計量管理である。現場感覚を抜きにしての計測の管理は有り得ない。
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